大串次郎館比企郡吉見町大串台山
別名:なし
築城者:大串次郎重親
形式:館
遺構:水堀?・?
(歴史)
大串氏は、武蔵七党の横山党に属し、大串次郎隆保を祖とする家柄で、重親は、隆保の子で、烏帽子親を畠山重忠としている。
「源平盛衰記」には、宇治川先陣のおり、急な流れに足を取られて流されそうになったとき、烏帽子親である畠山重忠が、重親を掴みあげて対岸へ投げたあという二人にまつわる話が記載されている。
現在、館跡には、永和二年の紀年銘のある墓石が所在し、大串ゆかりのものと伝えているだけである。
(日本城郭大系⑤ 埼玉・東京より)
館跡近くにある毘沙門堂
大串山金蔵院といい修験の寺で、本尊は行基作と言われている毘沙門天の立像である。
毘沙門天は、武勇の神で大串次郎重親は、これを篤く信仰し、この地に寺を建てたと伝えられている。
金蔵院宝筺印塔
大串次郎重親の墓
館跡の遠望
堀?
土塁?(もうひとつの候補地)
堀跡かなぁ?
(感想)
一人で、我が吉見町の史跡散策にいってきました!
大串次郎重親館跡へ「改訂歩いて廻る比企の中世・再発見」を見て訪問しました。
遺構は、宅地化され殆ど消滅しています。諸先輩方のネットを見ると県道沿いに水堀を見ることができるとのことで確認して来ました。
二つ目の候補地は、大串台山の土手内部とのことですが、藪化が凄く断念。堀跡、土塁らしき?ものはありましたが、定かではありません。
地名、関連史跡でこの周辺に館があったと思われます。
推定地に標柱有ればいいのにと思いました。
参考文献
・日本城郭大系⑤ 埼玉・東京
・改訂歩いて廻る「比企の中世・再発見」
2017/ 1 / 14(土)再訪大串次郎重親の事を調べるため吉見町立図書館へ❗(^^)
目的は、達成できませんでしたが、重親ゆかりの史跡を新たに廻ってきました(^^ゞ
馬頭観音
大串の氷川神社前にある。少し離れているので解りづらいかもしれません(^^ゞ
大串次郎重親が亡くなった愛馬を埋めた塚と言われている。
板石塔婆群
真言宗智山派大串山観音寺にあり、かなり古い板石です。
有力者が居た証拠ですが、大串氏かどうかは解りません。
大串氷川神社はここ。
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